外付けHDDによるTV録画失敗について

現在、CATV契約をしていて、地上波、BSはBDレコーダーに録画、CATVのCS放送はSTBにUSB HDDを接続して録画している。また、STBもBDレコーダもPana製品なのでLANダビングを活用して、編集やBDダビングしたい時はBDへ録画している。

USB HDDは安さに任せたMarshalの2TB。接続当初から、1割くらいの確率で録画失敗をしていた。録画中断したり、録画開始しなかったり。STBなので、録画機能はおまけ程度と思っていたので、しばらく我慢していた。LANダビングは安定していて保存しておきたい番組はBDレコーダに録画してたため、ほったらかしにしていたのだが、ここ最近、失敗する頻度が高くなって不便になってきたので簡単に調べてみた。

切り分け以下のとおり
・LANダビングは問題ない
・USB HDD本体のSTBからの認識は問題ない
・録画中断時のメッセージは「USB HDDの録画可能時間がなくなった」「USB HDDが接続されていない/正常動作しなかった」
・録画開始しなかったときのメッセージは「予約の無効 予約期間中に実行できない状態であった」原因としては「電源が切れていた、優先度の高い予約が実行していた、番組情報が変更されていた、受信できない、予約情報が登録できない」
・以上の履歴からたどれるメッセージから該当する問題は見つからなかった

出来ることはあまりなくて当て推量だが、少なくともLAN経由の録画は問題ないので、STBとUSB HDD間の問題だろうと推測。STBもUSB HDDも代替品なんかは当然ないため、一般家庭で気軽に出来るのはUSBケーブル交換くらい。なので、交換したら、結果改善した。

使用していたケーブルはUSB HDD購入の添付品。テスタで両端コネクタのFGの導通確認すると、繋がっていなかった。動作不安定だった理由はこれが原因と思われる。FG接続されていないって、シールドはどうなっているのだろう。製造不良というより設計不良なんだが。昔IEEE1394(iLINK)ケーブルでも同様にFG接続されていなくて機器認識しなかったことがあったのを思い出した。

USBケーブルに限らず、数m以内の近距離接続を前提とした高速差動信号を扱うケーブル(HDMI、DVI、ILINKケーブル等)は、ケーブルコネクタのFG接続には、EMI(放射ノイズ)の抑制と、機器間のGNDレベルを安定させる役割がある。コネクタFGとケーブルのシールドが繋がっていないとシールド効果がほとんどない。また、GNDレベルが安定しないと、電源も安定しないし、差動信号もエラーレートが高くなったりする可能性も高くなる。

このようなケーブルを見つけたら、何も問題なくても直ぐに交換したほうがいい。というか、欠陥ケーブル掴まされた(:D)| ̄|_

追記(2014/9/24)
直ったと思ったらまだ録画失敗するようになった。ログでは「録画可能時間が無くなった、接続されていない、正しく動作しなかった」原因が予想されるとあった。前回の切り分けの4番目は無くなったが、3番目はなくならなかったようだ。憶測しか出来ないが、録画開始するときに、スタンバイ状態のHDDのResumeに時間がかかって録画開始状態に出来なかったのかもしれない。Wait入れるなり、Reset,初期化処理などで回避できる現象だと思うが、パワーマネージメント系の制御は一般では手出しできないので、運が悪かったとギブアップ。IOデータの2TBを新しく買ったので、それで様子見。

追記(2014/9/29)
買い直したIOデータ2TBでは何の問題もなく20番組くらい録画できた。Marshalは安物だったからしょうがないと思って、中身のHDDだけ取り出してBackup用に使うことにする。


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